公開日: |更新日:

蓄電池とUPSの違いは?

停電や災害への備えとして、近年関心が高まっている蓄電池。似た設備としてUPSが挙げられますが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、蓄電池とUPSの特徴や、代替として使えるかどうかなど、違いについて解説しています。

蓄電池とUPSの違い

蓄電池とUPSの大きな違いは、基本的な役割にあります。蓄電池は、停電時に長時間の電気供給が可能なのに対し、UPSは家電へ一時的に電源を供給させることが目的です。例えばPCを正常に終了させるなど、短時間の利用を想定しています。

また、蓄電池は直流の電気を貯め込む一方、UPSはインバーターが組み込んであり、交流電気を供給できるようにしています。

蓄電池とは

蓄電池とは、何度でも繰り返し充放電可能な設備のことをいいます。一般的には家庭用の大きなものを指しますが、PCやスマホなどのバッテリーも蓄電池の一つです。

家庭用の蓄電池は、電気を貯めておくことが可能で、必要な時には照明などの機器に電気を供給できます。また、災害への備えにもなり、停電時であっても長時間の給電が可能です。

UPSとは?

UPSは、バッテリーなどの蓄電池とインバーターを内蔵した装置です。無停電電源装置とも呼ばれています。通常は家庭のコンセントに接続して電源を供給される一方、停電時はすぐに電源がUPSへと切り替わり、接続された機器に一定時間電気を供給できます。電源トラブルや不測の事態に備えられるのが特徴で、一般家庭はもちろん、民間企業のサーバーやオンラインのシステムなどでも取り入れられています。

UPSを蓄電池の代わりに利用できる?

UPSは蓄電池と比べて安価で、場所を取らないコンパクト設計の製品も少なくありません。しかし、UPSを蓄電池の代替として使うことはできないのです。

一般的な家庭用の蓄電池は充電できる容量が多く、停電した時でも数時間は電気を供給する能力があります。配電盤と接続されるため、照明などの設備に電気を供給することも可能です。また、料金が安い夜間に電気を貯め、昼間に使うなど、柔軟に運用できるのも特徴といえます。

一方のUPSは、電源トラブルや停電が起こった際、機器を正常に終了させる電源を供給することが目的です。充電容量も少ないため、機器へ短時間しか給電できません。非常用の電源装置であり、日常的に使えるものではないのです。ただ、PCなどの機器を停電から守りたい場合には検討の余地があります。

まとめ

蓄電池とUPSは、どちらも電気を貯め込む点では似ています。しかし、蓄電池は長時間の電源供給も可能なのに対し、UPSは非常用であり、短時間の利用を念頭に設計されています。このような違いがあるため、残念ながらUPSは蓄電池の代用にはなりません。住まい全体で貯めた電気を使いたい方、長時間の停電に備えたい方は蓄電池を選びましょう。

良心価格×信頼度で選ぶ
奈良県でおすすめの蓄電池会社3選
陽幸
陽幸のキャプチャ画像
画像引用元:株式会社陽幸(https://www.yo-kou.co.jp/)
正規代理店
パナソニック
シャープ
長州産業
補助金代行
アフターフォロー
無料点検(3か月)
施工保険(15年)
自然災害補償(15年)
イーエスエヌ
イーエスエヌのキャプチャ画像
画像引用元:イーエスエヌ株式会社(https://esn.jp/business_solar)
正規代理店
京セラ
補助金代行
アフターフォロー
無料点検(1年)
森下組
森下組のキャプチャ画像
画像引用元:株式会社森下組(http://www.morishitagumi.com/)
正規代理店
シャープ
補助金代行
アフターフォロー

※蓄電池のメーカーランキングで、シェア率が高い9社のうち、正規代理店を公開している「シャープ」「パナソニック」「京セラ」のいずれかの正規代理店で、奈良県に本社がある地域密着型の3社をピックアップしています(2020年6月時点)。また、保証・補償の内容はプランや条件により異なります。

参照元:蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真実に迫る - エコの王様(https://eco-ousama.com/blog/蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真/