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蓄電池は、太陽光発電の普及や卒FITを迎える人の急増で大きな注目を浴びるようになりました。近年各地で続いている自然災害も、蓄電池の利用価値の高さに目を向けるきっかけに。
蓄電池を導入しようと思い立っても、どのように導入するのか、どれくらいの費用が必要なのか、想像がつかない方は多いのではないでしょうか。
ここでは、蓄電池の価格や、蓄電池を使った電気代の節約の仕組みについて解説していきます。
蓄電池の導入にかかるのは、蓄電池本体、設置工事の費用、電気系統の工事費用という3つ。
工賃は施工業者によって異なります。工賃も含めた価格、そして設置後の保証制度なども考慮しながら業者・製品選びをするとよいでしょう。
下記記事では、メーカーごとの製品の価格相場、蓄電池の価格変動と今後の見通し、蓄電池をリーズナブルに手に入れるための方法を解説しています。
また、近年ZEH住宅の普及にも伴い、太陽光発電や太陽光発電や蓄電池、エコリフォームの数は増えてきています。需要の増加を受けて、蓄電池の価格が今後どうなるのかも予測してみました。蓄電池の相場や今後の価格変動を踏まえて、蓄電池をリーズナブルに手に入れる方法をマスターしましょう。
蓄電池の導入に必要なコストは、決して安くありません。「節約のために蓄電池を導入しても元が取れない」と言われることがありますが、それは本当なのでしょうか?蓄電池による節約の効果と仕組みについて解説をしていきます。
どんな家庭でも蓄電池による節電効果が得られますが、電気代の削減がしやすいのはオール電化・セミ電化住宅に住んでいる場合、あるいは太陽光発電システムを既に導入していて固定価格買取制度が終了する場合など。こういった家庭では、蓄電池はぜひ検討してほしいと思います。
下記記事では、蓄電池を導入した際の節電できる電気代のシュミレーションを記載。太陽光発電と蓄電池を同時検討している場合、蓄電池のみ検討している場合に分けて掲載していますので、是非ご参考ください。
また、蓄電池の導入すると電気代節約しやすい家の特徴も紹介。初期コストもかかる蓄電池ですから、電気代節約方法をしっかりマスターして、蓄電池のメリットを十分いかせるようにしましょう。
蓄電池は消防法に基づいて定期的な点検が義務付けられています。点検の周期や内容は2種類あります。設置状況や表示・運転性能をはじめとした18項目を目視による簡易的な点検を行う機器点検が半年に1回、計器を用いて接地抵抗や絶縁抵抗といった内容を点検する総合点検があります。点検には専門知識が必要なため、業者に依頼するのが一般的です。点検後の報告も義務となっているため、消防署へ忘れずに報告しましょう。また、消防法の適用条件についても解説します。
「ah(アンペアアワー)」とは、電流と時間の積算値を示します。一般的な乾電池や鉛蓄電池・モバイル機器バッテリーなどの容量を表示する際に使われています。ahで取り出したい電流の大きさ(A)を割って計算すると、電池の使用時間を計算することが可能です。
「wh(ワットアワー)」は消費電力と時間の積算値を表し、置用リチウムイオン蓄電池の容量の表示に使われています。whを使用する消費電力(W)で割って計算すると、電池の使用時間を算出することが可能です。蓄電池の容量「ah」とwhとの違いについて解説しています。
蓄電池とは充電をすることで繰り返し使える電池のことを指し、二次電池やバッテリーとも呼ばれています。家庭に設置する大きなタイプを指すことが多いですが、スマートフォンやパソコンに入っている小さなタイプまで様々なサイズがあります。
UPS(Unitterruptible Power Supply)とは無停電装置とも呼ばれており、蓄電装置が組み込まれています。急な停電になった場合でも一定の時間は電力を共有できる電源装置のことで、急に電気が途切れるとトラブルが起きてしまうリスクがある電子機器を使う場所で活躍します。それぞれの違いを詳しく紹介しています。
災害対策として蓄電池を導入する家庭が増えており、蓄電池を設置することで停電になったときに蓄えていた電気を使うことができます。数時間の停電から容量によっては1~2日程度続く停電でも電気が使うことも可能で、冷蔵庫・テレビ・エアコンといった家電も使えます。しかし、対応している電圧によってはエアコンを使えない蓄電池もあります。エアコンを使えない蓄電池について詳しく解説しています。
屋内と屋外でも適した設置場所は異なります。屋内であれば、配線のことも考えて分電盤や使用したい機器に近い場所・湿気が多くなりやすい水回りへの設置を回避することが大切です。屋外の場合には直射日光を避けたり熱がこもりにくい場所などの条件をクリアした場所に置くことが大切です。蓄電池が4800アンペアアワー・セルを超える場合には、消防法の規定にも沿う必要があります。どのような場所に設置するべきかを詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
50dB以上の音になると騒がしいと感じだし、85dB以上の音を長い間続けて聞いていると、音が聞き取りづらくなって難聴をはじめとしたトラブルの一因となることもあります。
蓄電池は40dBとされており、比較的静かです。さらに音は距離によって抑えられていくことを考えると、屋外に設置しても周辺への影響はあまりありません。しかし、寝室は距離が近く障害物も少ないため、就寝時に音が気になってしまいかねないので注意しましょう。
蓄電池には、メリットもデメリットもあります。太陽光発電システムと連携して電力を貯めておけることや、電気料金が安い時間帯の夜間の電力を活用できること、災害時に停電が起きても電気が使えるといった点がメリットです。一方、購入費用や工事費用などの導入コストがかかることや、設置スペースが必要になること、寿命があり経年劣化してしまうことがデメリットとして挙げられます。メリットとデメリットを比較して購入を検討してみてください。
蓄電池に貯めた電気をエアコンに使用するためには、まずエアコンの電圧と消費電力をチェックしましょう。電圧は、100Vの製品もあれば200Vの製品もあります。消費電力は畳数にもよりますが、暖房は750W、冷房は650W程度です。エアコンの電圧が200Vの場合は、蓄電池の停電時の電圧も200Vのものを選びましょう。また、他の家電製品の消費電力の合計数と、蓄電池の停電時の最大出力を比較して、蓄電池のスペックを選ぶことをオススメします。
蓄電池の選び方について解説しています。蓄電池にはリチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛蓄電池の3種類があり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。リチウムイオン電池は高性能で長寿命、ニッケル水素電池は安全性が高く、鉛蓄電池はコストが低い点が特徴です。使用目的や設置環境に応じて、最適な蓄電池を選ぶことが重要です。
蓄電池の設置手順と事前準備について説明しています。蓄電池の設置には、蓄電池本体やパワーコンディショナーの用意、設置場所の選定、配線工事が必要です。事前に必要な書類や申請手続きを確認し、補助金の申請も行います。設置後には動作確認や停電時の対応方法を確認し、定期的なメンテナンスが求められます。
※蓄電池のメーカーランキングで、シェア率が高い9社のうち、正規代理店を公開している「シャープ」「パナソニック」「京セラ」のいずれかの正規代理店で、奈良県に本社がある地域密着型の3社をピックアップしています(2020年6月時点)。また、保証・補償の内容はプランや条件により異なります。