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蓄電池の導入にはどのような費用がかかるのでしょうか。まずはその内訳について見ていきましょう。蓄電池にかかる費用は、大きく分けると本体価格、設置費用、電気系統の工賃という3種類となっています。
導入のために費用については本体価格ばかりを見てしまいがちですが、設置のための工事や、既に導入されている太陽光発電システムとの配線のつなぎ込み、その他電気系統との接続のための工賃なども必要になります。
設置のための工事や電気系統の工賃は業者によって違います。施工の前に「相場価格と比べて、安いか高いか」を調べておくとよいでしょう。
安心して使い続けるために必要な費用として、メーカー保証に追加して保証期間を延長するための費用も含めて考えておくとよいでしょう。
続いて、メーカー別の家庭用蓄電池の価格相場についてリサーチした結果をご紹介していきます。メーカーによって、蓄電池のグレードや性能に違いがあり、それが価格にも反映されています。必要の性能や機能をよく見極めて、自分に合ったメーカーと製品を選びましょう。
シリーズ名 | 型式 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
コンパクトタイプ | JH-WB1621 | 4.2kWh | 130.1万円 |
屋内ミドルタイプ | JH-WB1711 | 6.5kWh | 146.3万円 |
大容量タイプ | JH-WB1821 | 8.4kWh | 187.6万円 |
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
創蓄連携システムS | 5.6kWh | 157.5万円 |
創蓄連携システムR | – (蓄電池後付けのため) | 151.3万円 |
創蓄連携システム 据置 | 5.6kWh | 182.4万円 |
創蓄連携システム 据置 | 11.2kWh | 239.7万円 |
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
EGS-ML0650 | 6.5kWh | 158.8万円 |
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
ESS-P1S1 | 2.0kWh | 43.8万円 |
ESS-U3S1 | 4.1kWh | 125.4万円 |
ESS-U2M | 11.1kWh | 187.2万円 |
ESS-H1 | 12.0kWh | 245.3万円 |
シリーズ名 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
KP-BU65-A | 6.5kWh | 160.2万円 |
KP-BU98-B | 9.8kWh | 186.3万円 |
シリーズ名 | 型式 | 蓄電池容量 | 相場価格 |
スマートe-ストレージ | CB-FLB02A | 9.8kWh | 180.2万円 |
スマートPV | CB-HYB04A | 6.5kWh | 156.2万円 |
蓄電池の導入には、費用がかかります。これから普及が見込まれるものなので、本体価格は下がるのではないか、とお考えの方も多いのではないかと思います。
実際問題、固定買取価格制度が終わり、蓄電池を導入する方の増加が予想されます。今焦って導入するよりも、価格がこなれるのを待ちたいとお考えになるのよくわかります。
太陽光発電システムは、ここ10年間で平均kWh単価は、80万円から25万円程度まで大きく下がりました。このデータを見ると、蓄電池も今後大きくその価格が下落していくのではないかと予想できます。
しかし蓄電池は、、2013年から2015年に関しては価格が下落しているものの、2015年以降は一定して値上がりを続けています。なぜ太陽光発電システムと違い、蓄電池は価格が上昇しているのでしょうか。
理由のひとつとして、原材料であるリチウムイオン電池の価格相場の変動が挙げられます。蓄電池の主要な原料であるリチウムイオン電池は、生産国が限られているものです。
リチウムイオン電池は、蓄電池だけではなく、電気自動車からパソコン、エアコン、冷蔵庫など、様々な家電で使われています。特に、電気自動車はここ数年ブームとなっていて、リチウムイオン電池の需要は大きく増しています。この需要の増加により、蓄電池の原材料価格が高騰し、結果として販売価格も上昇を続けています。
今後上昇した蓄電池の販売価格は、どのように変動していくと見込まれているでしょうか。リチウムイオン電池のニーズは、家庭用、産業用それぞれの蓄電池はもちろんのこと、さらなる電気自動車の普及が見込まれているため、今後も増加していくと見込まれています。
残念ながら蓄電池の価格はしばらくは下がることはないと予想されています。価格がこなれるのを待ってから蓄電池を導入しようと考えているなら、いま蓄電池を導入して、早く導入費用を回収する方が得策かもしれません。
参照
家庭用蓄電池の価格相場は?安く買う方法まとめ(エコでんち)
(https://ecodenchi.com/post-4332/#i-3)
蓄電池は決して安い買い物ではないので、できるだけ価格を抑えて購入・設置したいものです。
ここでは、蓄電池をできるだけ安く購入する方法を紹介します。
蓄電池を安く購入する方法として、国や道府県、市町村の補助金利用が考えられます。
多くの補助金には、あらかじめ決められた予算の上限があります。申し込みが増えて、予算を使い切ってしまえば、その年度の補助金の募集は終了。
4月ごろから事業が始まるケースが多く、秋口には予算を使い切ってしまうこともあります。お住まいの都道府県や市町村のホームページをチェックしたり、蓄電池を購入する販売店に相談したりして、、最近の補助金情報をチェックするようにしましょう。
下記ページでは、奈良県で蓄電池を購入するときに使える補助金情報を紹介していますので、よろしければご参考ください。
もう一つの方法として、欲しいメーカーの正規代理店での購入が挙げられます。
あまり知られていないことですが、正規代理店を通して蓄電池を購入すると、中間マージンが発生しません。海外メーカーの製品であっても、直接輸入することができるので、代理店以外の業者から購入するよりも、安くなる可能性があります。
気になる販売店や業者があれば、どのメーカーの正規代理店になっているかチェックしてみると良いでしょう。
正規代理店 |
・パナソニック ・シャープ ・長州産業 |
補助金代行 |
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アフターフォロー |
・無料点検(3か月) ・施工保険(15年) ・自然災害補償(15年) |
※蓄電池のメーカーランキングで、シェア率が高い9社のうち、正規代理店を公開している「シャープ」「パナソニック」「京セラ」のいずれかの正規代理店で、奈良県に本社がある地域密着型の3社をピックアップしています(2020年6月時点)。また、保証・補償の内容はプランや条件により異なります。
参照
蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真実に迫る(エコの王様)
(https://eco-ousama.com/blog/蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真/)