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蓄電池は、エアコンを含むどんな家電製品にも使えるイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。家電製品や蓄電池の種類によって変わるのです。とくに停電時にエアコンを使用するために注意するべきポイントを紹介します。
この記事を読むことで、エアコンに対応した蓄電池の選び方を理解し、災害時でも快適な環境を維持するための対策ができます。
蓄電池を購入するきに注意が必要なのは、家電製品によっては蓄電池が使えないケースがあるということです。冷蔵庫や照明、テレビ、スマートフォンの充電に蓄電池が使えても、エアコンや電子レンジ、洗濯乾燥機、IHクッキングヒーター、電気式床暖房、電気温水器などには使えない可能性があります。
違いは「電圧(V:ボルト)」です。蓄電池によっては、100Vの家電製品には対応していても200Vの家電製品には対応していないものがあります。なかでもエアコンは、100Vの製品もあれば200Vの製品もあるので、蓄電池を購入する前にチェックするようにしましょう。
とくに停電時は問題になります。せっかく蓄電池を購入して災害に備えたと思っても、エアコンに使えなければ暑さや寒さに耐えなければいけません。しかも、台風や豪雪などの自然災害が起こり得るのは気候の変化が激しい季節なので、停電が起きて家の温度調節ができないと健康を害する可能性もあります。
蓄電池に貯めた電気をエアコンに使えるかどうかを確認するときには、電圧に加えて家電の「消費電力(W:ワット)」と蓄電池の「自立出力」もチェックしてください。
家電製品の消費電力は、種類や大きさによって異なります。エアコンの消費電力は畳数にもよりますが、暖房は750W、冷房は650W程度です。一方蓄電池の自立出力は、停電時にどのくらいの電力を出力できるかを示す数値です。最大の自立出力は、カタログや仕様表に記載してあります。仮に蓄電池の最大の自立出力が1500Wだとすると、消費出力が約1000Wの電子レンジとエアコンとは一緒に使えなくなってしまうのです。
蓄電池を選ぶ際には、家電製品の電圧・消費電力と、蓄電池の電圧・自立出力がポイントになります。
まずは蓄電池を購入する前に、使用しているエアコンの電圧が100Vか200Vかをチェックしましょう。そして、蓄電池のカタログや仕様表を見て、停電時の電圧が100V対応か、100Vと200Vの両方に対応しているかをご確認ください。自立出力の「定格出力電圧」が「AC101V」なら100Vのみ、「AC101V/AC202V」なら両方に対応しています。さらに、蓄電池の最大の自立出力も確認しましょう。
ご自宅で使用している家電製品の電圧と消費電力、停電時にどの家電製品を使いたいかを踏まえて、蓄電池の停電時の電圧や最大の自立出力などのスペックを選ぶことをオススメします。
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参照元:蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真実に迫る - エコの王様(https://eco-ousama.com/blog/蓄電池でシェア率が高いメーカーはどこ?その真/)